遺族年金の対象者について

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遺族年金とは被保険者が死亡した場合に遺族に支払われる年金です。国民年金法に規定する遺族基礎年金に関しては、子と子のいる配偶者が対象になります。この場合子は18歳になった後の最初の3月31日が経過していない状態である必要があります。つまり高校生の年齢までという事です。以前までは夫は対象者から除外されていました。しかし法改正により平成26年4月から夫も対象になりました。

 
厚生年金保険法に規定されている遺族厚生年金に関しては、対象者の範囲が広くなっています。具体的には遺族基礎年金の受給権者に加え、55歳以上の父母と祖父母も対象になります。また孫も子と同じように扱われます。遺族厚生年金の場合は対象となる人が多いばかりでなく、受給権を得る要件も比較的緩めになっています。そのため受給可能なケースが多く見られます。また受給権者には順位があり、複数の者が受給権を得る場合には最も高順位の者が受給権を獲得します。

 
これらの他に労災保険法に規定されている遺族補償年金があります。対象となる者は遺族厚生年金よりもさらに広がり、兄弟姉妹が加わります。遺族厚生年金と異なり転給という制度があります。これは最先順位者が受給権を失うと次に順位者が受給権を得るという制度です。